小学校一年生のとき
内地のばあちゃん」(←私は北海道育ちで、岩手に住んでいた母方の祖母のことをこう呼んでいた)が私に針と糸を持たせ、巾着袋の縫い方を教えてくれた時のことを私は今でも忘れることができません。両親共働きでウチに帰ってもやる事も無くゴロゴロしていた私を見かねたのでしょう~
「ここ縫いな」「ここをこうして、また縫う」・・・ただ言われたままに縫って表に返してみると巾着袋ができているでは有りませんか!!!ビックリして、驚いて、嬉しくて。。。何度も何度も母に見せたを覚えています。「作る」こと、「作れること」に感動したのです。
以降「巾着作り」はもちろん「編み物」「お菓子作り」など、「作ること」への興味は広がっていくことになりました。
ところで
時は経ち、今私は二人の娘の母親ですが、
私は彼女たちの中にどんな種をいてこれたのかなぁ~と考えます。
「洋裁」の種?
う~ん、さっぱり芽吹く気配はありません(笑)
でもきっと何気ない日常、生活、人との出会いのなかで
今はただ彼女たちの心の中にポツン、ポツンと
親も本人も気がつかない間に
種は蒔かれているのだと思います。
何でもいい
いつでもいい
時が来たとき
その中の一つから芽が出るように
豊かな気持ちで毎日を過ごしていって欲しい。。。
そう願いながら子どもたちを見守っています
写真は「遠州綿紬」で作った着物用バックです!
きれいな色だなぁ~
この縞模様見てください!!!
「黒」「緑」「オレンジ」「茶色」「白」の個性的な色を
こんなすっきりとコーディネートできる日本人のセンスって
やっぱりスゴイ~!!!

