こちらは、長女が小学校卒業のときに着たスーツです。
長女は下の娘と違って細かいことに頓着なく着てくれるのですが
あまり強い色・変わったスタイルは嫌がります。
それでも、作るからにはどこかにさりげない個性を入れたい私

こだわったのは、
若草色の春らしい色合いと、開きの小さな襟元でした。スカートと同色のネクタイをチラ見させ、ちょっとトラディショナルな感じに

この色合いは娘の顔を品よく引き立ててくれ
春のやさしい日差しの中で、娘にとてもよく似合っていてたのを覚えています
このスーツ、実は私にとっては専修学校卒業作品でもありました。
時期は私が洋裁専修学校に通い始めて3年が終わろうとする頃。
そこの学校は「卒業」という区切りが無く、納得できるまで学校には通えたのですが
自分なりに、このスーツの製図・縫製が一人で出来たら卒業としよう、、、と決めていたのです。
なんとかこの作品を自力で仕上げた私は、
娘と共に学校生活を卒業し
以降自分で製図を引きながら、ささやかに自分の作品を作り始めるようになりました。。。。
そんな思い出のスーツです
